大和ハウス工業株式会社様の「ＤＰＬ流山Ⅳ」が竣工しました

2021年10月26日

　当社が設計監理を行った、株式会社流山市平方地区共同開発様の「 ＤＰＬ流山Ⅳ」の竣工式が10月26日に行われました。　　

　　

　本施設は、大和ハウス工業株式会社様の物流施設のブランド「DPL」のマルチテナント型物流施設で延べ床面積が322,000㎡を超える構内最大規模の施設となります。常磐自動車道「流山ＩＣ」に至近の好立地であり周辺も物流施設の開発が進んでいる地区内の立地となります。　

　当社は、 開発許可支援から設計監理までを行い、開発支援を含めると6年に及ぶ長期プロジェクトを事業者様とともに積極的に推進しました。

　このプロジェクトは、1フロア25,000坪の大型建物として主要構造をPCaPC造 一部鉄骨造の杭頭免振構造を採用し災害に備え設備を備えた施設としています。また、各階へ直接アプローチ可能なスロープを4ルート備えた動線計画とすスムーズな車両動線を確保しました。

　大規模敷地と約１０万坪の超大型施設として、周辺環境に対する配慮を積極的に行い、敷地接道部のほとんどを緑化することにより元々の河岸段丘の緑地帯の景観の再生に配慮した環境設計を積極的に進めました。さらに、敷地の出入りも車両と歩行者を明確に分離し、エントランスへは公園からアプローチするかの様なパーク感を積極的に取入れ働く人々に憩を与えられる環境設計としています。

　また、次世代型の物流事業の需要にこたえた働く環境に配慮し、カフェテリア、コンビニ、計4か所のラウンジスペースなどのアメニティ施設及び託児所を併設するなど働く方目線に沿った環境を充実させた計画となっています。

　今後、本施設が物流施設の新たな指標となるとともに地域に根ざした地域貢献する施設として発展できることを祈願します。

　

建築概要