大和ハウス工業株式会社様の「ＤＰＬつくば阿見」が完成しました。

2017年7月31日

　当社が設計・監理を行った、 大和ハウス工業株式会社様の「DPLつくば阿見」が7月31日に完成致しました。　

　本計画地は、茨城県南部、霞ヶ浦に面する阿見町の首都圏中央連絡自動車道（圏央道）「阿見東IC」から約800ｍの場所に立地しています。このエリア周辺は多数の企業が集積する工業団地があるだけではなく、全線開通した圏央道を介して関東一円への広域交通アクセス．成田空港へのアクセス向上等、物流センターとして恵まれた立地となっています。

　本施設は、マルチテナント型物流施設として開発され、テナント企業様の作業効率を最大限に高めた物流施設です。 当社は、多様なテナント様ニーズに対応するため、11ｍ× 11ｍの均等柱スパンとブレースのないPC純ラーメン構造を採用することで倉庫内レイアウトの自由度を高めています。また、1フロア7,343坪の整形な倉庫空間を持ち、最大4テナントまで分割できるフレキシブル空間を実現しており、さらに庫内は垂直搬送機・ドックレベラーの将来的な増設対応にも配慮しています。搬出入車両の各階へのアプローチは、ダブルランプ（45ftトレーラー対応）の採用により、効率的な入出庫オペレーションを実現しています。BCP対策としては、免震構造の採用により大規模地震災害によるテナント様の物損回避・物流拠点としての継続稼働を目指しています。また防災設備・消火設備を適切に配置することで火災予防・迅速な初期消火活動に配慮しています。

　建物は、圏央道 阿見東ＩＣからも一望できる300ｍ超の建物長さを誇ります。外観は、ダイナミックさに相応しいCIカラーを取り入れたダブルランプ、中央コアには大和ハウス工業様のグループシンボルマーク“エンドレースハート”をしつらえ、視認性の高いデザインとしました。

　また、エントランスやカフェテリアをはじめとする共用部のデザインは、落ち着きのある木目基調を採用し、働く方々の快適性を高める空間演出としています。

　今後、本施設が様々な企業様の物流効率化に寄与するとともに、地域発展の一助となることを心より期待しております。

建築概要