郡山中央SIC隣接の「福島郡山LLタウン」において、ヤマト運輸の物流施設「プロロジスパーク郡山1」が起工されました

2025年4月21日

株式会社フクダ・アンド・パートナーズ(本社:東京都中央区、代表取締役:福田 哲也、以下当社)は、物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼 CEO:山田 御酒、以下プロロジス)と福島県郡山市において共同開発している「福島郡山LLタウン」において、設計監理業務を担当している物流施設「プロロジスパーク郡山1」が起工されたことをお知らせします。

「プロロジスパーク郡山1」は、ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:阿波 誠一、以下ヤマト運輸)のBTS型物流施設として開発され、2026年10月に竣工を予定しています。

当社は、東日本大震災での72施設の復旧支援の経験を通じて「人の暮らしを支える生活インフラづくりで豊かで安心な未来を創る」をパーパスに掲げ、「郡山中央SIC」隣接地に「福島郡山LLタウン事業」を企画しました。
本事業は、物流集積拠点として日本の物流を支える企業を誘致するだけでなく、地域の雇用創出促進、広域防災連携拠点としての役割を果たしていく計画です。さらに当社はプロジェクトマネジメントリーダーとして「物を届ける機能」で地域と企業を繋ぎ、合意形成を図ることで国のレジリエンスに貢献することを目指しています。

「プロロジスパーク郡山1」完成イメージ

■物流拠点集積パーク「福島郡山LLタウン」(*1)について
福島郡山LLタウンは、当社のグループ会社である株式会社福島郡山LLタウンとプロロジスが共同開発する先進的物流施設の集積拠点です。
約138,000㎡の敷地にプロロジスがBTS・マルチテナント型物流施設を複数棟開発し、株式会社福島郡山LLタウンが開発する物流施設「福島郡山LLタウン棟」には、平常時と災害時で機能が変わる防災型リバーシブルビル「福島郡山未来共創センター」を併設します。

*1:「LLタウン」(フクダ・アンド・パートナーズの登録商標)の「LL」は「Logistics」と「Lifeline」を表しており、物流施設が人々の暮らしを守るサスティナブルな存在となるとの想いを込めている。

■開発地:「郡山中央SIC」に隣接し、東北・首都圏へ好アクセス
開発地は東北自動車道「郡山中央SIC」に隣接し、首都圏へ約3時間、北は仙台市へ約1時間、東はいわき市へ約1時間、西は新潟市へ約2時間でアクセス可能な、広域物流拠点として最適な立地です。磐越自動車道が東西を結んでいることから、災害時の迂回ルートとして常磐自動車道、東北自動車道、関越自動車道、上信自動車道が利用できるほか、いわき方面からは福島空港を利用して関西・九州にもアクセスが可能です。また、郡山市中心部から車で約20分(約7km)と利便性の高いロケーションにより、雇用確保がしやすい環境となっています。

■「福島郡山未来共創センター」について
本施設は、平常時と災害時で機能が変わる防災型リバーシブルビルとのコンセプトで当社が展開する「未来共創センター」の2棟目であり、再生可能エネルギーを活用した電気の3次バックアップシステムで災害時に地域を照らす避難拠点となります。
電気のバックアップシステムのひとつとして、株式会社エナジア(本社:福島県郡山市、代表取締役:白石 昇央)が提供するV2Xシステムを実装しており、今後はV2Xを実装した施設をもつ福島県内の市町村や企業と、電気自動車を用いた電気の融通による防災連携を視野に取り組んでいきます。
また、既にヤマト運輸が福島県と包括連携協定を締結していることから、災害時の支援物資受け入れ・供給機能や広域防災連携拠点として活用することで、福島県の災害レジリエンスに貢献するものと考えております。
そのほかにも、当社のグループ会社である株式会社スマイル・ブラザーズ・ジャパンが製造・販売を行う備蓄型組立仮設トイレ「ほぼ紙トイレ」の在庫保管拠点としての機能等、行政や民間企業との共創による高度な防災機能の実装を目指し、地域の防災力向上に寄与いたします。

当社は、「福島郡山LLタウン事業」を通じて、物流施設のあるサスティナブルな街づくり及び共創による国のレジリエンスに貢献することを目指し、豊かで安心な未来に繋げていきます。