国際医療NGO「ジャパンハート」へ寄附を行いました

2025年1月24日

 この度、国際医療NGO 特定非営利活動法人ジャパンハートの活動に共感し、寄附を行いましたのでお知らせいたします。

 特定非営利活動法人ジャパンハートは、2004年に設立し「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国、地域、人種、政治、宗教、境遇を問わず、全ての人が平等に医療を受けることができ、“生まれてきて良かった”と思える社会の実現を目指して活動を行う、国際医療NGOです。

 当社はミャンマーに海外拠点を持ち、現地でも事業を行っていることから、この度「ミャンマー小児高度医療支援プロジェクト」に共感し、寄附を行いました。

 引き続き、当社の「暮らしを支える生活インフラ作りで豊かで安心な未来を創る」というパーパスのもと、社会貢献価値の創出と事業価値向上につながる活動を支援してまいります。



特定非営利活動法人ジャパンハートが行う「ミャンマー小児高度医療支援プロジェクト」

 医療面においては、日本より30年ほど遅れていると言われるミャンマー。日本であれば助かる命がこの国では助からないという現実があります。
 その現実を少しでも良くするため、また国の未来を作っていく子どもたちを1人でも多く救うため、私たちジャパンハートは2015年より日本から小児医療の各分野の専門医をミャンマーの小児専門病院に派遣し、小児がんや小児心臓病などの小児医療支援活動や専門技術の伝授に力を入れてきました。世界的にも高度な専門技術を持つ日本人医療者たちの尽力により、現地医療者たちも専門技術を身に付けつつありました。しかし、ようやく今まで救えなかった命が救えるようになり始めた矢先、クーデターの発生によって状況は一変し、小児医療体制は一気に崩壊しました。
 そして現在、ミャンマー国内では、少なくなった小児医療関係者たちが昼夜を問わず奮闘しているにも関わらず、多くの子どもたちとご家族が不安な思いを抱えながら治療を待ち続けています。またその背景には、治療を提供できる医療機関や医療者の不足に加えて、国から各病院に支給される治療関連物品の不足があります。最適な治療に必要な医療物品が足りず、現地医療者たちも十分な治療が提供できておりません。
そこで私たちは、困難な状況下で治療を待つ子どもたちを1人でも多く救うため、以下のプロジェクトに取り組み、ミャンマーへの医療支援を継続いたします。

1)ミャンマー・小児心臓病プロジェクト
 ミャンマーで唯一子どもの心臓病の治療ができる小児専門病院に日本人小児循環器専門医を派遣し、太ももの太い血管から専用のカテーテルを心臓まで入れて、生まれつき心臓に空いた穴を塞いだり、狭くなった血管を広げる治療を実施します。
2)ミャンマー・口唇口蓋裂プロジェクト
 口唇裂および口蓋裂は生まれつき唇や上顎の一部に裂け目がある病気です。2019年より現地医療者に対する治療技術指導を実施しており、そこで育成した現地口腔外科医とチームを結成し、医療アクセスの悪い地域に赴いて集中的に手術を実施します。
3)ミャンマー・小児外科プロジェクト
 ミャンマー国内の小児外科手術を担っている小児専門病院2カ所に日本人小児外科医を派遣し、小児がんや様々な重症な病気の手術を実施します。

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