郡山中央SIC隣接地に物流拠点集積パーク「福島郡山LLタウン」をプロロジスと共同開発
この度、当社が出資するグループ会社、株式会社福島郡山LLタウンが、福島県郡山市において先進的物流施設の集積拠点となる物流拠点集積パーク「福島県郡山LLタウン」を、物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO:山田 御酒)と共同開発することをお知らせいたします。
■開発立地:広域物流およびBCP物流の最適地
本開発地は、東北地方を縦断する東北自動車道と太平洋岸・日本海岸を横断する磐越自動車道とが交差する郡山JCT近接の東北自動車道「郡山中央SIC」隣接地に位置しています。
首都圏へ約3時間、仙台市へ約1時間、新潟市まで約2時間で到達可能です。東北エリアで仙台市に次ぐ人口集積地である郡山市(人口32万人)の中心部から車で20分(約7km)とアクセスしやすく、雇用にも有利な立地となります。
また、災害時には磐越道など迂回ルートが確保可能で、東北・首都圏にも災害支援物資を運べるBCP(事業継続計画)にも優れています。
以下、本開発計画の概要となります。
■物流拠点集積パーク「福島郡山LLタウン」(*1)
本計画は、計約138,000㎡の開発面積に、株式会社福島郡山LLタウンが開発する物流施設「福島郡山LLタウン棟」と、プロロジスが開発する複数のBTS・マルチ物流施設からなる物流施設の集積拠点となります。本棟には、株式会社フクダ・アンド・パートナーズが展開する「福島郡山未来共創センター」の併設を予定しています。
「福島郡山未来共創センター」は、平常時と災害時で機能が変わる防災型リバーシブルビルとして計画し、電気の3次バックアップシステムで災害時には地域避難拠点、また広域防災連携拠点として機能します。飲料や非常食など約6日分の防災食料を備蓄し、災害時には避難者に無償で提供するほか、備蓄型組立仮設トイレ「ほぼ紙トイレ」の在庫保管拠点とし、入居する企業の配送網を活用した被災地への迅速な配送を可能とします。
開発区域内には、防災公園を設置。災害時にはヘリポートとなり、入居企業と連携して救援物資集積拠点として活用するなど、福島県や郡山市と連携した広域防災拠点としての仕組み作りに取り組みます。
また、それぞれの施設はCO2削減を見込める高炉セメントや電炉鋼材を採用。屋上には太陽光パネルと蓄電池を設置し、再生可能エネルギーを区域内に循環させる計画としています。さらに、福島県を代表する環境エンジニアリング企業の株式会社エナジア(本社:福島県郡山市)と提携して、電気自動車(EV)から建物などへ給電する「V2Xシステム」の導入を予定し、福島県沿岸部の市町村との再生可能エネルギーを活用した広域防災連携を目指します。
さらに、次世代の物流施設を見据えた取り組みとして、山間部でのドローン物流の検証や東北自動車道で自動運転の実証実験、隣接地への水素ステーションの誘致・利活用を目指します。
計画概要
開 発 地 | 福島県郡山市大槻町中ノ平地内 |
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開 発 区 域 面 積 | 約138,000㎡(約42,000坪) |
開 発 ス ケ ジ ュ ー ル |
第Ⅰ期造成:2024年4月~同年12月 第Ⅱ期造成:2024年4月~2025年9月 |
プロジェクトマネジメント な ら び に 設 計 |
株式会社フクダ・アンド・パートナーズ |
*1: 「LLタウン」(フクダ・アンド・パートナーズの登録商標)の「LL」は「Logistics」と「Lifeline」を表しており、物流施設が人々の暮らしを守るサステナブルな存在となるとの想いを込めている。