お客様や社会に役立つ「建設と不動産のサービス」のインフラ化を目指す
代表取締役社長 福田 哲也
1966年、千葉県生まれ。学生時代はラグビーに没頭。大学では経営管理学ゼミのゼミ長を務める。卒業後は大手ゼネコンに入社し、東北支店を経て、本社営業本部で活躍。同時に物流・生産エンジニアリング部を立ち上げ、3年間で売上100億円の事業部に育て、当時34歳で最年少部長に就任。2001年に退社。同年に株式会社フクダ・アンド・パートナーズを設立。代表取締役社長に就任し、現在に至る。座右の銘は「志高く、努力惜しまず」。趣味は「ラグビー観戦」「映画鑑賞」「食べ歩き」など。
フクダ・アンド・パートナーズは、2021年12月に創立20周年を迎えることができました。これもひとえにお客様のご愛顧とパートナーのご支援とご尽力、そして社員の努力のお陰と心より感謝しています。
当社は2001年に机3つ、家賃3万円の小さな事務所でスタートした会社です。活動資金に限りがあるなか、私たちにあるのは「知恵」と「行動力」、そして「勇気」だけでした。限られたリソース(人や時間など)の中で身の丈をわきまえた経営を意識し、ビジネスの領域を物流施設と商業施設のマーケットに絞りました。
そして当社は、「建設と不動産」の専門性を、お客様のニーズに対してどのように役立てるのかを考え、実践し、サービス領域を拡大してきました。「サービス品質」を第一として、継続的改善を繰り返しながら、利便性と品質向上を追求し、「コ・ソーシングサービス」として独自に進化させてきました。また、高度な技術やノウハウを必要とするプロジェクトマネジメントや設計・監理業務でも実績をつくることで、お客様から信用を得て当社は成長することができました。
当社が長年培ってきた「コ・ソーシングサービス」とは、業務の一部を外部委託する、いわゆる「アウトソーシング」とは異なり、お客様と当社の相互で経営資源やビジネスプロセスを共有・活用する形態です。お客様のビジネスに、より一歩踏み込んだ関係を築き、さらなる付加価値を提供します。具体的には、私たち専門家が不動産探しから、施設計画、設計・監理業務、PJM、既存施設の改修工事やリニューアル工事のマネジメント、建物管理業務といった、お客様の建設部や開発部の役割・機能を代行・補完するというものです。高度かつ専門的なノウハウを提供することと、専門性が必要な業務を代行することにより、お客様は本来のコア事業に集中できるようになります。業務効率やプロジェクトコストの削減、経営改善につなげることが可能になるのです。
この23年間で、食品、医薬品、アパレルなどの商品を保管する物流施設をはじめ、冷凍冷蔵倉庫、多頻度少量物流の流通加工センターや通販の大型物流センター、マルチテナント型の大型物流センター、危険物倉庫など、あらゆるカテゴリーの物流施設づくりにおいて実績を積み重ねてきました。その経験や実績が信頼となり、お客様は800社を超えました。更に物流施設づくりにおける設計・監理とPJMの実績は、創業23年間で延べ床面積約737万坪(東京ドーム約521個分)になりました。この経験値をお客様の物流作りや専門サービスの“品質向上”に活かし、お客様により高い価値を提供していきます。
当社は、建設と不動産の専門性を「利便性の高い価値あるサービス」としてより多くのお客様に提供するべく取り組んでいます。これを「コ・ソーシングサービスのインフラ化」と名付けています。2023年10月からの新・中期経営計画では、人々の生活を支える物流施設や商業施設作りに加え、お客様のBCPや防災、再生エネルギーを活用したカーボンニュートラル、RE100、SDGsへつながる地域環境に貢献する施設作りと、生活インフラの整備にも力を入れて取り組み、企業としての社会的責任を果たすことに尽力してまいります。
これからも、「変化し続けるお客様のニーズ」に応え、お客様から愛される真のパートナーを目指していきます。