ヤンゴン市における「近郊型オフィス併設物流施設(L.L.Town Tharkayta B棟)」竣工

2019年9月12日

  当社は、ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市タケタ地区において、2017年秋における民間企業同士での不動産長期賃借交渉成立を経て、物流不動産を核としたオフィス、サービス施設からなる複合施設開発を進めてまりました。この度、ヤンゴン市では初となる冷凍冷蔵倉庫を併設した物流不動産「L.L.Town Tharkayta B棟(一期工事)」が完成を迎えました。

  B棟完成を受け2019年9月12日に在ミャンマー大使館、ミャンマー日本商工会議所、その他関係各社からのご来賓、並びに施工会社各社、テナント入居者、地権者、タケタ工業団地関係者などにご参集いただいきオープンセレモニーを開催いたしました。
 様々な課題を乗り越えて施設が完成を迎えましたのは、多くの方々のご支援、ご指導の賜物であり、心より感謝申し上げます。

  「L.L.Town Tharkayta」は、A・B・C棟の3棟からなり、総敷地面積9,095.6 ㎡、総延べ床面積約10,081.9㎡からなる複合機能を持った施設です。
 今後、2020年2月にはC棟、2020年9月までにはA棟を稼働させ、3温度帯冷凍冷蔵庫、オフィス、店舗、教育・研修センター、レンタル大会議室を備えた施設としてサービス機能を充実させてまりいます。
 また、「L.L.Town Tharkayta」は日緬両国が官民共同にて開発したティラワ工業団地からヤンゴン市中心部に至る幹線道路上の立地であることから、日緬民間企業同士の物流の結節点となることを目的とするほか、都市部に商品を供給する生活密着型の内陸輸送拠点として活用されることを期待しております。加えて、同国における主要な生産・輸出入拠点から消費拠点への物資の中継地点として高いポテンシャルを有するほか、郊外型オフィスとしてもヤンゴン中心部至近との利便性を有しております。

 なお、当社はシンガポールのアジア拠点を閉鎖し、ここタケタ地区にアジアの拠点を構えることといたしました。
日緬両国の今後の発展的な関係深耕に歩調を合わせ、当社は、日緬民間企業同士の合意形成による同国の地域経済発展並びに雇用拡大への貢献を強く意識しています。
 また、これらのことは当社が今後目指すSDGsの取組みの一つとも位置付けています。

  「L. L. Town 」は「地域」や「人々の生活」を支えるライフライン構築を通じ、「物」や「情報」を届ける機能を持った街づくりを目指しています。
これからも地域に末永く愛される施設になるよう取り組んでまいりますので、ご指導、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。


本施設の特徴

1.都市部に近い倉庫
ヤンゴン市街地とティラワ工業団地の中間地点に位置し、渋滞も少なく、都市部まで車で30分以内の好立地です。都市部の「営業拠点」「店舗」「飲食店・ホテル」に向けた高い配送効率を実現します。

2.都市部に近いオフィス
より低価格(低賃料)で高機能且つ快適なオフィス環境を提供します。また、同一施設内での高セキュリティー倉庫を少量商品保管、高額商品保管場所としてのご活用いただくことも可能です。

3.都市部に近い冷凍冷蔵倉庫
三温度対応(-25℃, +5℃, 常温)で食品倉庫、業務用食材保管、配送拠点などに最適です。テナント事業主による冷凍冷蔵施設へのイニシャルコスト負担なくご使用いただけます。

4.高い汎用性と利便性
1階倉庫の床荷重2t/㎡、梁下有効高6.5mを確保しており、多種多様な荷物に対応できます。2階倉庫には空調を導入してご利用いただくことも可能です。
他にも、休憩室や敷地内トラック待機スペース設置、350KVAの発電装置など働きやすさを追求した設備を整えております。


建築概要

建築主 FLP Tharkayta Co.,Ltd.
計画敷地 No.53/62 Myanma Gon Yi St Tharkayta Industrial Zone, Tharkayta Township, Yangon, Myanmar
敷地面積 9,095.61㎡(全体)
建築面積 1,943.48㎡(1期分)
延床面積 4,392.25㎡(1期分)
用途 倉庫・事務所
構造規模 鉄骨造・4階建て
<「L. L. Town Tharkayta」A・B・C棟 完成予想図>
<L.L.Town Tharkayta B棟>